テレビ番組 ― 2015年12月06日 07:18
観るようにしている理由は3つ。
1・最新情報を知りたいから
2・そのような問題が世の中でどのように認識されているかを知りたいから
3・ご相談にお見えになる方がよく観ておられるから
です。
その3点を理由に観るようにしているわけですが、番組によってはかなり偏った作りになっていることがあります(特にワイドショー系は・・と個人的には思います)。
例えば先日観たワイドショーでの「認知症」についての特集では、
・在宅介護の大変さを訴えながら、介護保険サービスについて何一つ言及していない。
・「特養は要介護3以上でなければ入居できない」と断言(それは原則で例外要件もあるのに・・・)。
・「特養は○万人も待機しているから入れない」と伝えるのみで、入所が先着順ではないことや、特養以外の施設の紹介などは一切なし。
などなどです。
制度やしくみを判っている立場の私が観るからその報道の理不尽さに気が付きますが、そうではない方が(まさに今お困りで八方ふさがりだと感じておられる方が)ご覧になると「これはもうどこに相談しても無理だ」と思ってしまわれるのではないかと危惧します。実際「○○で観たんだけど△△は無理なんでしょ」と言われることはよくあります。
もちろんきちんと情報を整理して報道している番組もあり、そういうものは私も勉強になるので助かっています。
ですがそういう番組よりもワイドショー系のほうが気軽なので、どうしても観ている方も多いし、印象も強いようなのです。
私は介護の相談会や説明会の時は「テレビで得た情報はいったん忘れてください」と言います。
「それらは100%嘘でもないけれど、100%真実でもないです。テレビだから”ふつうのエピソード”ではなかなか番組として成り立たないわけで、とてつもなく感動的かとてつもなく悲惨な話でなければ、視聴者を引き付けられない現状があると思います。介護の実際は”切り取られたとてつもない場面”ばかりではなく、ご家庭によって状況や選択はさまざまなで向き合う場面も違います。なので”大勢”を対象にした報道はいったん置いといて、最新の、公平な、そしてあなたのご事情に沿った情報を得るためにプロを頼ってください」とお話しします。
そう、私たちは、情報の波にのまれそうになっている方々にとっての救命ボートのような役割でなければいけないと思います。いえ、それでは遅いですね。波にのまれる前になんとか道すじをお示ししたいところです。となれば、目指すは「灯台」かな?
選べること ― 2015年12月17日 06:43
「夫婦別姓には反対」という人は同姓を選び、「夫婦別姓にしたい」という人は別姓を選ぶ(そしてそのことによって不利益をこうむらない)・・・その「選ぶことができる」というところが大切なのに。
夫婦同姓のほうが幸せな人もいるでしょう。同様に、夫婦別姓であることが幸せな人もいます。
「一体感」とか「絆」とか、それはそれぞれがそれぞれの選択の中で考え、築いていくものであって、形から入るものではないと思います。
(実際、夫婦(そして複数の子どもたち)が別々の姓というスタイルで仲良く平和に暮らしているご家庭を知っています。それに、夫婦別姓の多くの国の家庭は一体感が損なわれているというのでしょうか・・・。)
「姓」に対する考えはそれぞれあって良いと思います。
大事なのはそれぞれが「選ぶことができること」。
ただそれだけのことなのに、どうしてこんなに難しく、長い時間をかけてもなお解決できないのでしょうか・・。
SW ― 2015年12月18日 17:21
なにゆえ「SW(ソーシャルワーク)」がこれほど話題に?と思っていたら
映画「スターウォーズ」のことでした。
「SW」という二文字で「ソーシャルワーク」を連想する人って、きっと少数派なのでしょうね・・。
良いお年を! ― 2015年12月31日 07:50
新しい手帳に来年の予定を転記しました。とは言え、まだまだ白い部分がほとんどです。これがどう埋まっていくのか楽しみです。全く未定であることが、独立型の不安要素でもあり、楽しみなところでもあります。
今年を振り返ると、仕事の量は昨年並みかペースダウン。でも内容をみると、今までにはなかった内容のご依頼もあり、家庭の事情も鑑みると、まぁ歩みを止めることなくやってこれたことにひとまず及第点でしょうか。ブログもなんとかストップせずに綴れましたし。
今年もお世話になりました。出会い、ご縁、出来事・・・2015年の全てに感謝します。そして、私のブログに関心を持って訪ねてきてくださったあなた、本当にありがとうございます。
どうぞ良いお年をお迎えくださいね。2016年が笑顔で安心して暮らせる1年となりますように。
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