情報提供すれば良いというものではなく・・・2019年04月02日 09:56

ある女性のご相談をお受けしていた時のことです。

その方は、2人のお子さんのママであり、仕事もし、そして介護問題も抱え・・・というご状況でした。

その背景をお聴きすれば課題はたくさん。

育児のことはもちろん、高齢者の運転免許証問題、後見、介護予防、消費者問題、夫婦関係、自己実現・・・・etc。

ご相談の時間は限られています。

ここで、私たちはついうっかり、あれもこれもの情報提供をしがちです。

成年後見とは・・・・
免許証は・・・・
介護予防は・・・

など詳しい情報を【説明】しようとしてしまいます。

しかしながら、それで本当にその方は「今日、相談に来て良かった」と思えるでしょうか。

ただでさえ、頭の中がパンクしそうなその方は、私に相談したことで余計に処理すべき情報が多く注ぎ込まれ、ますます息苦しくなってしまうと思います。

そう考えた私は、なるべくその方の脳内ファイルをコンパクトにまとめることを目標に相談を進めました。

それぞれの詳しい説明をするのではなく、です。

あなたがそれらを【ToDoリスト】に逐一落とし込まなくても良いんですよ。それは専門家に任せられますよ。一緒に考えていきますよ。あなたがそれをすべて理解しなくても、そこはプロに任せましょう。

・・・・という方向で。

足し算ではなく引き算することで、その方の負担を軽くし、なおかつ、適切な情報にアクセスできる環境を整えること。

これ、とても大事だと思うのですけれど、だけど、ついつい私たちは細部に目がいき、そして自分が知っている情報は全てお伝えすることが【仕事】だと思ってしまいます。

でもそれは自己満足かも知れません。あるいは自信のなさの裏返しかも知れません。

その方に「最後にこれだけは聞いておきたいということはありませんか」とお尋ねすると(これは必ず訊いて締めくくるようにしています)、「スッキリしました。優先順位がつけられるようになりました。相談して良かったです」と言って下さったので、ひとまず今回の私の方向性は間違っていなかったのかなとホッとしています(この「相談して良かった」は社会福祉士冥利に尽きる一言ですね)。

自分の仕事の成果を数値化することができない領域ですから何が正解かは分からないけれど、一つひとつの経験(それは仕事の経験のみならず、自身の人生のすべての経験)を重ねる中で、習得していくある種の職人技のようなものを、皆さんと共有できれば良いなと思います。

特に独立型は、1人で完結してしまいますからね。上司も同僚もいませんし。独りよがりにならないようにしないとね。

私はこうしてブログというツールを通じて、自分自身を振り返っていきたいと思います(そう言いながら更新がままならないのですけれど)。

「令和」という新元号があちらこちらに。桜の花を眺めながら、気持ちも新たになりますね。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

コメント

_ ふるふる ― 2019/04/02 18:54

更新楽しみにしておりました!ありがとうございます😊
たしかに相談の場では「情報を伝えなきゃ」と優先しがちになりますが、大切なことはそこじゃないんですよね。
自分自身も経験を踏みながら、成長していきたいものです。

_ 柳田明子 ― 2019/04/03 09:45

ふるふるさん、コメントありがとうございます。社会福祉士として、これからも一緒に「大切なこと」を考えていけたら嬉しいです。ゆるい更新ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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