パラリンピックがなくなる日がくること2022年03月15日 05:05

北京パラリンピックが閉幕しました。

私はいつの日かパラリンピックがなくなる時がくれば良いなと思っています。


その思いの意味は、

オリンピックとひとつになれば良いのに…

というものです。

多様性を掲げるオリンピック。なのにパラリンピックと分けて開催するのは矛盾していると思うのです。これまでのパラリンピックの意義を否定するつもりはなく、ただ、もう今の時代にそぐわないのではないかと考えているのです。

パラ種目をオリンピック競技のひとつの種目にすればよいと思います。

オリンピックの例えば「マラソン種目」の中に、男子マラソン・女子マラソン・車いすマラソンがある、というふうに。

東京2020が終わったあとのこと。私はある若者と出会いました(仕事は関係のないところで)。

その彼が趣味でバスケットをしていると知った私は「東京2020でバスケットってどうなったんだっけ?」と尋ねました。会話のきっかけのつもりの、何気ない投げかけでした。

そんな私の問いに彼はこう答えたのです。

「オリンピックは○○で、パラリンピックは○○だったですね」

と。

ごく自然に。

彼はごく当たり前のようにオリンピックとパラリンピックそれぞれのバスケットのメダル獲得状況や順位を答えたのです。

私は不意を突かれた気がしました。

というのも、非常にお恥ずかしいことではありますが正直に言いますと、「東京2020でバスケットは…」と訊いた私の頭の中ではパラリンピックの車いすバスケットは想定していなかったのです。

彼が「バスケット」というワードに対して当然のようにオリンピックとパラリンピックの結果を答えたそのことに、私はすがすがしさと希望を見た気がします。

将来のいつの日か、誰もが彼のようにオリパラ各種目を包括的にイメージし、オリンピックとパラリンピックが統合されてひとつの開催となり、もちろんロゴもキャラクターもひとつとなってこそ本当の「多様性」と言えるのではないかと思います。

そんな日がくることを心から願っています。

    柳田明子社会福祉士事務所(2001年2月開業)
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