日本語ジェンダー学会第22回年次大会に参加して2022年12月11日 12:11

前記事の続きです。

日本語ジェンダー学会 第22回年次大会(オンライン開催)
大会テーマ;「ことばとジェンダーの問題」-解決への持続可能な取り組みに向けて-
https://gender.jp/activities/conferences/22nd_conference/

に参加しました。

前記事で「きっと得るものはあるだろう」と書きましたが、想像以上に気づきや収穫のあった有意義な一日となりました。


…歴史をひもとけば「夫」の使用のほうが一般的であった時代があったことを知りました。

…「夫さん」「ご主人」という呼称問題が1950年代から議論されていたことに驚きました。

…女性の言語形式選択(例:「やめろ」ではなく「やめてください」を選択することの背景)なんて、これまで考えたこともないことに気が付きました。

ほかにもたくさん思うことがありました。


私は2015年11月22日に【夫さん・妻さんキャンペーン】というタイトルの記事を投稿しています。
https://a-yanagida.asablo.jp/blog/2015/08/21/7738832

中立でフラットな「夫さん」「妻さん」を使おうという内容ですが、そう主張している私も、相談場面では相手に合わせます。「主人が…」と話される方には「ご主人」と、「うちのダンナが…」とおっしゃるかたには「ダンナさん」と。なぜなら、既につらい気持ちを抱えて相談に来られた方の心を不要に波立たせたくないからです。

そのことはとても大事だと思っています。

いっぽうで、場合によってはあえて私が「夫さん」を使うことで、相談者の気持ちにこれまでとは違う風を吹かせることとなり、何か新たなステップにつながる展開もあるかもしれないとも感じました。

そこは慎重な見極めが必要だと思いますけれど。

15年以上前から「夫さん」「妻さん」を使おうとしている私ですが、最近は、もしかしたら「パートナーさん」のほうが良いのかなと思うようにもなっています。

一緒に暮らしているからといって法的な夫婦とは限らないからです。男女のペアとも限りません。

そうなると「パートナー」が適切なのかなと。

「どう呼ばれたいか」は人それぞれで私が「これが適切だ」と決めるものではないと思いますが、「どう呼ぶか」を考えることは、社会における各人(自分も含めて)の存在のありように思考を巡らせることだと思います。

言葉は思考の表れであり、社会の表れ。

「呼称」についていろいろと考え、「言葉」の世界をたゆたう一日でした。



柳田明子社会福祉士事務所(2001年2月開業)
             〰聴く・伝える・ともに考える〰

2022年3月からnote始めました♪
【フリーの社会福祉士 柳田明子のワンポイント広場】
https://note.com/yanagida_akiko/n/n0f51f701e711

コメント

トラックバック

アクセスカウンター
アメリカンイーグルエバーカラーワンデーhttp://www.e-creditcard.info/アクセスカウンターネオサイトワンデー